Agile Japan 仙台サテライト Day1に参加してきました(午前の部の感想)
2013/05/24に行われたAgile Japan仙台サテライトに参加してきました。
当日のまとめは以下。
http://togetter.com/li/507594
http://togetter.com/li/508189
@fullvirtueさん、@nemorineさんありがとうございます。
午前中は東京からのUst中継でJames Grenning氏と枡野俊明氏の講演。
James Grenning氏の講演はグサグサ刺さる内容が多かった。。
個人的に気になったキーワードなど
- 信頼性の高いソフトウェアを作りたければバグを最初から作りこまない方法を探す必要がある
- バグを追っかけることは技術的卓越ではない
- Print文デバッグは1979年からある。2013年になったとしても、同じやり方になっている
- 3分前に作ったバグなら割と簡単に見つけることができる
- Unit Testでしか、テストを完璧にテストすることは出来ない
- エンジニアのモチベーションを下げるのは簡単だ。実現不可能な締め切り、事実を責める、信頼関係が無い、品質の低い仕事をさせる。
正直なところ、自分の頭も1979年の人レベルなんだなと実感。
とは言え、今の仕事のプロセスがあるのも事実で、そのプロセスとどう整合性を取りつつ改善していくか悩ましい問題ではある。(悩んでて何も動けていない。。)
あと、講演の最初で出てた
「テスト駆動開発による組み込みプログラミング ―C言語とオブジェクト指向で学ぶアジャイルな設計」
《送料無料》テスト駆動開発による組み込みプログラミング C言語とオブジェクト指向で学ぶアジ... |
という本は気になったので探してみよう。
枡野俊明氏の講演は考えさせられる内容が多かった。
この人に講演を頼んだAgile Japanの主催者は本当にセンスいいと思う。
気になったキーワードなど。
- 西洋の設計はコンセプトから入り、それを実現するために整地する。日本の設計はその大地をどう活かすかを考える。
- 相手と対立しない。相手と一つになる。
- フラジャイルが日本的アジャイル
- 西洋の美は完全な美。日本の美は完全を超えた不完全な美。
- 囚われないこと。
プログラムを使うのが人である以上、プログラムを使う人や組織に固有の属性(これを良い面/悪い面のように捕らえてはいけない)があって、開発チームの各個人も人それぞれ。
画一的な対応はしないで、仕事やチームに沿わせることが大事。
開発する身としても、プロセスを策定して、各人がそれに従うことを重要視するのではなく、各個人が職人化しないといけないな、なんてことを考えてました。
この人の講演はまた聴いてみたい。
ボリュームが多くて、一度にふりかえりきれないので、とりあえずここまで。